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月別アーカイブ: 2025年4月

第4回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
アサノ塗装、更新担当の中西です。

第4回塗装工事雑学講座
テーマ:長持ちさせるメンテナンス術~定期点検から再塗装のタイミングまで

前回は塗装の基本工程と下地処理のポイントをご紹介しました。今回は、施工後の塗膜を長持ちさせるためのメンテナンス術と、再塗装の適切なタイミングについて解説します!


定期点検の重要ポイント

◎ 外観チェック(月1回程度)

  • チョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)やひび割れ、色あせの有無を目視で確認。

  • 雨樋や水切り廻りは汚れや詰まりがないかも合わせてチェック。

◎ タッチアップ(小規模補修)の実施

  • 小さなクラックや剥がれを見つけたら、早めにシーリング材や補修用塗料で補修。

  • 放置すると下地に水が浸入し、劣化を加速させる原因になります。


清掃で塗膜寿命アップ

◎ 高圧洗浄(年1回)

  • 外壁や屋根の汚れ、藻・コケを高圧洗浄で落とすことで、塗膜へのダメージを軽減。

  • 汚れが付着したまま放置すると、塗膜の劣化を早めます。

◎ 軽度の汚れ落とし(半年~1年)

  • ホースの水流や柔らかいブラシで、ほこり・排気ガス汚れを優しく洗い流しましょう。

  • 洗剤を使う場合は、中性洗剤を薄めて使用し、十分に水で流します。


再塗装のタイミング見極め

◎ 塗料別の目安期間

  • シリコン塗料:8~10年

  • フッ素塗料:12~15年

  • 無機塗料:15年以上
    ※環境(海沿い・多湿・強日照)によって前後します。

◎ 劣化サインで判断

  • チョーキングや色あせが進行している

  • 塗膜の膨れ・剥がれが目立つ

  • シーリング部のひび割れや切れが多数見られる


プロに依頼するメリット

  • 精度の高い点検:塗膜の厚みや下地状態を専門機器で測定。

  • 最適な塗料選定:建物の立地や用途に合わせ、最適な塗料と工法を提案。

  • 安心の保証:再塗装後のアフターフォローや保証期間が充実。


まとめ

  1. **定期点検(月1回)**で小さな劣化を早期発見

  2. **清掃(半年~年1回)**で汚れを落とし、塗膜を保護

  3. 再塗装の目安は塗料別に8~15年、劣化サインで判断

  4. プロ依頼で精密点検&最適提案、安心の保証

適切なメンテナンスとタイミングを見極めることで、塗装の美観と耐久性を最大限に引き出せます。ぜひ定期的なチェックを習慣にしてくださいね!


次回の第5回は「特殊環境向け塗料の選び方と施工事例」をお届けします。どうぞお楽しみに!


アサノ塗装では、お住まいの塗装に関するご相談を随時受け付けています。
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第3回塗装工事雑学講座

皆さんこんにちは!
アサノ塗装、更新担当の中西です。

第3回塗装工事雑学講座
テーマ:塗装の基本工程と下地処理のポイント

前回は塗装工事の種類と特徴をご紹介しました。今回は、実際の施工で最も大切な下地処理から塗装の基本工程までを解説します!


下地処理の重要性

  • 塗膜の“寿命”と“仕上がり”は、下地処理の品質で決まります。

  • 汚れ・旧塗膜・カビ・チョーキング(白亜化)をしっかり除去し、塗料の密着性を高めましょう。

◎ 高圧洗浄

  • 外壁や屋根の汚れ・藻・コケを水圧で徹底的に洗い流します。

  • 洗浄後は十分に乾燥させてから次工程へ。

◎ ケレン(さび落とし)

  • 金属部分のサビや旧塗膜をワイヤーブラシやサンダーで除去。

  • 目荒らしを行い、塗料の食いつきを良くします。

◎ クラック補修

  • ひび割れ(クラック)はシーリング材やモルタル補修材で埋め、平滑に整形。

  • 大きな割れは補修後に再度プライマーを塗布して強度を確保。


プライマー(下塗り)の役割

  • 下地との密着を高め、上塗り塗料の性能を最大限に引き出す必須工程。

  • 吸い込みが激しいモルタル壁には、シーラー系プライマーを使用するとムラなく塗布できます。


中塗り・上塗りのポイント

◎ 中塗り

  • 塗膜の厚みを確保し、色ムラを整える工程。

  • 1回目の上塗りと同等の塗料を使用し、規定の塗布量(㎡あたりの使用量)を守って均一に塗装。

◎ 上塗り

  • 最終仕上げ。塗膜の美観と耐候性を左右します。

  • ローラーと刷毛を使い分け、コーナーや細部は刷毛で丁寧に。


乾燥・養生と仕上がりチェック

  • 各工程後は、気温・湿度に応じた十分な乾燥時間を確保。

  • 養生シートやテープを外す前に、塗り残し・垂れ・ゴミ噛みがないか最終点検を行います。


まとめ

  1. 高圧洗浄・ケレン・クラック補修で下地を徹底整備

  2. プライマーで密着性アップ

  3. 中塗り・上塗りは規定量と技術でムラなく美しく

  4. 乾燥・点検を怠らず、完璧な仕上がりを目指す

下地処理と塗装工程の丁寧さが、塗膜の耐久性と美観を大きく左右します。ぜひ参考にしてみてくださいね!


次回の第4回は「長持ちさせるメンテナンス術:定期点検から再塗装のタイミングまで」をお届けします。どうぞお楽しみに!

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